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- 歯科コラム
- 2026/05/01
- むし歯と食事について2
虫歯になりやすいのは「甘いもの」より「食べ方」です
虫歯を防ぐために、「甘いものを控えないといけない」と思っている方は多いです。もちろん砂糖のとりすぎは注意が必要ですが、実はそれ以上に大切なのが食べ方です。同じお菓子を食べる場合でも、時間を決めて食べるのか、何度も少しずつ食べるのかで、お口の中への負担は大きく変わります。虫歯予防では、食べる内容だけでなく、食べるタイミングにも目を向けることが大切です。
特に注意したいのが、「だらだら食べ」です。飴を長時間なめる、仕事中に甘い飲み物を少しずつ飲む、お菓子を何度もつまむといった習慣は、歯が酸にさらされる時間を長くしてしまいます。お口の中は食事のたびに酸性に傾きますが、間隔があけば唾液の働きで元に戻っていきます。ところが、食べたり飲んだりが続くと、その回復の時間がとれず、虫歯になりやすくなります。
反対に、虫歯になりにくい食べ方は、食事やおやつの時間をある程度決めることです。たとえば、おやつは午後に1回だけにする、甘い飲み物は長時間かけずに飲む、食べた後は水やお茶を飲むといった工夫は、毎日の中でも取り入れやすい方法です。完璧を目指す必要はありませんが、「口の中が休める時間をつくる」という意識を持つだけでも、虫歯予防には大きな意味があります。
また、見落とされやすいのが飲み物です。ジュースや乳酸菌飲料、スポーツドリンク、砂糖入りのコーヒーや紅茶は、気づかないうちに糖を何度もお口に入れてしまいやすいものです。特に健康のためと思って選んでいる飲み物でも、飲み方によっては虫歯のリスクになることがあります。食べ物だけでなく、普段飲んでいるものにも目を向けることが、予防の第一歩になります。
虫歯予防は、「これを食べたらだめ」と我慢ばかりすることではありません。大切なのは、食べる回数や時間の使い方を少し整えることです。毎日の習慣を少し変えるだけでも、お口の環境は変わっていきます。次回は、今日から実践しやすい「虫歯になりにくい食習慣のコツ」について、具体的にご紹介します。
院長 藤浪
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